ここでは,オブジェクトのコピーや貼り付けなど,メニューバーの および から実行可能な操作に関して解説します.
これらの処理の実行対象となるのは以下のオブジェクトです.
フィギュア
データ
ラベル
有意差シンボル
軸のブレイクシンボル
タイミング線
矩形
楕円形
矢印
線分
オブジェクトをコピーして,バッファに保存します.
コピーされたオブジェクトは,後ほど解説しますようにペースト操作によって貼り付けることができます.
コピー操作は以下のようにして行います.
コピーしたいオブジェクトをマウスでクリックして選択します.
メニューバーから
→ (Ctrl+C,
+C)
を実行するか,選択したオブジェクトを右クリックして表示したメニューからを実行します.
オブジェクトを切り取り,バッファに保存します.
コピーのときと同様に,切り取ったオブジェクトはペースト操作によって貼り付けることができます.
コピーしたいオブジェクトをマウスでクリックして選択します.
メニューバーから
→ (Ctrl+X,
+X)
を実行するか,選択したオブジェクトを右クリックして表示したメニューからを実行します.
コピーの場合とは異なり,切り取られたオブジェクトは画面上から消えます.
コピーまたは切り取りしたオブジェクトを貼り付けます.
貼り付け操作の実行方法は,貼り付けるオブジェクトが何であるかによって異なります.
フィギュアを貼り付ける場合
フィギュアを貼り付けたいウインドウ上で,マウスを右クリックして表示されるメニューからを実行します.
ウインドウ上に,コピーまたは切り取りしたフィギュアが貼り付けられます.
フィギュア以外のオブジェクトを貼り付ける場合
オブジェクトを貼り付けたいフィギュア上で,マウスを右クリックして表示されるメニューからを実行します.
フィギュア内に,コピーまたは切り取りしたオブジェクトが貼り付けられます.
オブジェクトを複製します.
複製操作は以下のようにして行います.
複製したいオブジェクトをマウスでクリックして選択します.
メニューバーから
→ (Ctrl+D,
+D)
を実行するか,選択したオブジェクトを右クリックして表示したメニューからを実行します.
フィギュアの複製
シンボルの複製
オブジェクトの複製が作成されます.
フィギュアの場合には,同じウインドウ上にフィギュアの複製が作成されます.
フィギュア内のデータやシンボル等のオブジェクトもそのまま複製されます.
フィギュア以外のオブジェクトの場合には,同じフィギュア内に複製が作成されます.
複数のオブジェクトが表示されている場合,次のいずれかの操作で重ね合わせの順序を変更できます.
右クリックメニューを用いる方法
重ね順序を変更したいオブジェクトを右クリックしてメニューを表示し,を選択することで最前面へ,を選択することで現在位置より一つ前面へ,を選択することで現在位置より一つ背面へ,を選択することで最背面へ移動できます.
メニューバーを用いる方法
オブジェクトをクリックして選択した後,メニューバーから
→ (Ctrl+F,
+F)
を選択することで最前面へ,
→ (Ctrl+B,
+B)
を選択することで一つ前面へ,
→ (Ctrl+S,
+S)
を選択することで一つ背面へ,
→ (Ctrl+K,
+K)
を選択することで最背面へ移動させることができます.
なお,前後関係の入れ替え操作は,同種のオブジェクト間のみで可能です.例えば,ラベルは常にグラフよりも手前に表示され, コマンドなどでその前後関係を変更することはできません.
有意差シンボル,タイミング線,矩形,楕円などのオブジェクトは,フィギュアの軸スケールの変更に追随して,位置を移動したり変形したりします.
軸スケールをマウスドラッグによって変更すると,スケールに合わせて,オブジェクトが移動・変形します.
この軸スケールへの追随をやめ,オブジェクトの表示位置をフィギュア上で固定したいときには,機能を用います.
固定したいオブジェクトを右クリックし,メニューからを選択します.
アンカーポイントが○印から▽印に変わり,オブジェクトが固定されたことが示されています.
今度は,軸スケールを変えても,固定オブジェクトは移動・変形しなくなりました.