| [message]) |
mbox メールボックス中のメッセージは単一ファイルにまとめて格納されています。 送り主のエンベロープアドレスおよび配送日時は通常メッセージの開始を示す "From " から 始まる行に記録されますが、正確なフォーマットに関しては mbox の実装ごとに 大きな違いがあります。メッセージの状態を示すフラグ、たとえば読んだかどうかあるいは 重要だとマークを付けられているかどうかといったようなもの、は典型的には Status: および X-Status: に収められます。
規定されている mbox メッセージのフラグは以下の通りです:
| フラグ | 意味 | 説明 |
|---|---|---|
| R | 既読(Read) | 読んだ |
| O | 古い(Old) | 以前に MUA に発見された |
| D | 削除(Deleted) | 削除予定 |
| F | フラグ付き(Flagged) | 重要だとマークされた |
| A | 返答済み(Answered) | 返答した |
"R" および "O" フラグは Status: ヘッダに記録され、 "D"、"F"、"A" フラグは X-Status: ヘッダに記録されます。 フラグとヘッダは通常記述された順番に出現します。
mboxMessage インスタンスは以下のメソッドを提供します:
| ) |
| from_[, time_=None]) |
True (この場合 time.gmtime()
を使います)のいずれかでなければなりません。
| ) |
| flags) |
| flag) |
| flag) |
mboxMessage インスタンスが MaildirMessage インスタンスに 基づいて生成されるとき、MaildirMessage インスタンスの配送日時に基づいて "From " 行が作り出され、次の変換が行われます:
| 結果の状態 | MaildirMessage の状態 |
|---|---|
| R フラグ | S フラグ |
| O フラグ | "cur" サブディレクトリ |
| D フラグ | T フラグ |
| F フラグ | F フラグ |
| A フラグ | R フラグ |
mboxMessage インスタンスが MHMessage インスタンスに 基づいて生成されるとき、以下の変換が行われます。
| 結果の状態 | MHMessage 状態 |
|---|---|
| R フラグ および O フラグ | "unseen" シーケンス無し |
| O フラグ | "unseen" シーケンス |
| F フラグ | "flagged" シーケンス |
| A フラグ | "replied" シーケンス |
mboxMessage インスタンスが BabylMessage インスタンスに 基づいて生成されるとき、以下の変換が行われます:
| 結果の状態 | BabylMessage の状態 |
|---|---|
| R フラグ および O フラグ | "unseen" ラベル無し |
| O フラグ | "unseen" ラベル |
| D フラグ | "deleted" ラベル |
| A フラグ | "answered" ラベル |
mboxMessage インスタンスが MMDFMessage インスタンスに 基づいて生成されるとき、"From " 行はコピーされ全てのフラグは直接対応します:
| 結果の状態 | MMDFMessage の状態 |
|---|---|
| R フラグ | R フラグ |
| O フラグ | O フラグ |
| D フラグ | D フラグ |
| F フラグ | F フラグ |
| A フラグ | A フラグ |
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