IDE で CVS モジュールを使用して開発プロジェクトを開始するには、まず、CVS リポジトリをそのプロジェクト用に設定する必要があります。コマンド行 CVS がシステムにインストールされている場合は、IDE の CVS コマンド行クライアントサポートを使用してローカル CVS リポジトリを作成できます。
ローカル CVS リポジトリを設定する手順は、次のとおりです。
CVS リポジトリは、プロジェクト開発者全員がアクセスできると同時に、誤って削除されにくい場所に置いてください。
「CVS をマウント」を選択して CVS マウントウィザードを開きます。Windows 95、Windows 98、または Windows ME で実行している場合は、「UNIX シェル」フィールドでコマンドシェルを指定する必要があります。
新しいファイルシステムがエクスプローラにマウントされます。
「初期化」を選択してリポジトリを初期化します。
「チェックアウト」を選択して作業ディレクトリをリポジトリとの接続用に準備します。「了解」をクリックして、フィールドに何も入力しないで「CVS チェックアウト」ダイアログを終了します。
「追加」をクリックします。
ディレクトリはリポジトリに追加するようにマークが付けられ、[ローカル] ステータスがノードに表示されなくなります。
「追加」をクリックします。
ファイルはリポジトリに追加するようにマークが付けられ、ノードのステータスが [ローカルで追加] に変わります。
ディレクトリとファイルに同時に「追加」コマンドを実行することはできません。また、「追加」コマンドは再帰的に動作しないため、追加するディレクトリおよびファイルをそれぞれ選択する必要があります。
「コミット」を選択してファイルをリポジトリに追加します。「コミット」コマンドの終了後に、すべてのファイルでノードの隣に [最新] ステータスが表示されます。
この時点でファイルは CVS バージョン管理下に配置され、IDE から CVS コマンドを使用してファイルの追加と削除、ファイルへの変更のコミット、ファイルの相違と履歴の表示、などを実行できます。
| 関連項目 | |
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CVS の操作 CVS ファイルシステムのマウント CVS ファイルシステムの相対マウントの設定 Windows 95/98/ME における VCS サポート CVS コマンドの呼び出し CVS ファイルシステムの再設定 CVS コマンド |
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